いつもなんとも思わない
通学路。


君といるだけで
まるで違う世界に見えてくるんだよ


「もうすぐ、お前の誕生日だな。
なにが欲しい?」


そっか、7月26日。
私の誕生日。
すっかり忘れてた

覚えてくれてたなんて
なんだかちょっぴり嬉しい。


「私、匠がいればいい」



「え、おっおい
いきなり言うとかだめだ」


顔を真っ赤に染めて
口元を隠していた

照れてる。


なんだか可愛い。



「うそうそ
2人でお揃いのものが欲しいな」




「おっおう、わかった
楽しみにしとけよ」