彼女の服が真っ白だったせいか、彼女がベッドの端に座っていることに気が付かなかったのだ。

透き通るほど白い肌をしたまるで天使のような少女。

「あの、何かご用ですか?」

「すいません、間違えましたっ」

早口で言って慌ててドアを閉める。

激しく脈打っている左胸を右手で抑えながら深呼吸する。