白、白、白、白、白

薄いカーテンから零れ落ちた柔らかな日の光が一色で統一された部屋を眩しい程輝かせる。

俺は数瞬、美しい純白の世界に目を奪われていた。

しかし、その静けさは長くは続かなかった。

「あの、どなた様ですか?」

高い声に驚いて慌てて目をこすると、そこには美しい少女が存在していた。