―龍樹said―
俺は凜の家を出て、
未遥に電話を掛けた。
«何?どうかした?龍樹くん»
未遥は少し驚いたような声を出した。
『聞きたいことあんだけど』
«ぁ....っと、ごめんっ今日は無理....彼氏と一緒にいるんだ....ごめんね»
『わかった。じゃ、また連絡する』
俺は電話を切った。
そして、俺は夏樹に電話を掛けた。
少しして、夏樹は電話に出た。
«ぉお龍樹、どした?»
いつもと変わらない兄貴の声。
『夏樹、更級 凜と付き合ってたのか』
俺は単刀直入に聞いた。
«....それって、今の龍樹の彼女だろ?姉貴から聞いたよ»
ほんの少し遅れて、夏樹はそう言った。
『ぁあ、そうだ。でもお前の元カノだろ』
俺は低い声を出した。
«....ちげぇよ»
耳に押し当てたスマホからも
低い声が聴こえた。
なんでこいつは嘘ついてんのかわからなかった。
俺に気を使うような理由もねぇのに。
『嘘ついてんじゃねぇよ』
«....嘘じゃねぇ»
『じゃぁ、さっきからその間はなんなんだよ、いい加減にしろ』
夏樹は嘘が昔から下手だった。
態度や顔にすぐ出る。
なにより、会話に間ができる。
«....もぉ関係ねぇだろ。大事にしてやれ»
『お前、あいつのことす...プーップーッ
夏樹は強引に電話を切りやがった。
『おぃこらてめぇ!!』
逃げやがった...なんなんだよ。ったく...
俺はタバコに火をつけた。
『直接話すしかねぇか』
あいつが凜を捨てるとか、
信じられねぇ。
俺は凜の家を出て、
未遥に電話を掛けた。
«何?どうかした?龍樹くん»
未遥は少し驚いたような声を出した。
『聞きたいことあんだけど』
«ぁ....っと、ごめんっ今日は無理....彼氏と一緒にいるんだ....ごめんね»
『わかった。じゃ、また連絡する』
俺は電話を切った。
そして、俺は夏樹に電話を掛けた。
少しして、夏樹は電話に出た。
«ぉお龍樹、どした?»
いつもと変わらない兄貴の声。
『夏樹、更級 凜と付き合ってたのか』
俺は単刀直入に聞いた。
«....それって、今の龍樹の彼女だろ?姉貴から聞いたよ»
ほんの少し遅れて、夏樹はそう言った。
『ぁあ、そうだ。でもお前の元カノだろ』
俺は低い声を出した。
«....ちげぇよ»
耳に押し当てたスマホからも
低い声が聴こえた。
なんでこいつは嘘ついてんのかわからなかった。
俺に気を使うような理由もねぇのに。
『嘘ついてんじゃねぇよ』
«....嘘じゃねぇ»
『じゃぁ、さっきからその間はなんなんだよ、いい加減にしろ』
夏樹は嘘が昔から下手だった。
態度や顔にすぐ出る。
なにより、会話に間ができる。
«....もぉ関係ねぇだろ。大事にしてやれ»
『お前、あいつのことす...プーップーッ
夏樹は強引に電話を切りやがった。
『おぃこらてめぇ!!』
逃げやがった...なんなんだよ。ったく...
俺はタバコに火をつけた。
『直接話すしかねぇか』
あいつが凜を捨てるとか、
信じられねぇ。