『8/28
胸騒ぎをはじめてした。何が起こる?』

『8/29
心臓の病気だろうかとも思えてきた。胸騒ぎなんてものなのか?
遥に何かあったらどうしよう。』

そして、最期の日の前日の日記……。

『8/30
明日、雄馬と図書館へ行く。テストが近いから。
今日は胸騒ぎがさらにひどくなった気がする。
一応遺書でも書いとこうかな。まぁあり得ないとは思うけど。

遥へ
俺が死んだら、前みたいに泣きそうな顔で我慢しちゃダメだよ。
嬉しいときはいつもみたいに笑って笑まくって、悲しいときは泣いて。
俺が死んだら、泣いてもいいよ。
大好きだよ。いつかまた会えるから、ズルズルひきずらないで。
少ししたら、忘れて。約束!
康太より

遥は俺が死んだら悲しんでくれるかな?
よし、絶対信号無視しないぞ。』