「ロンリィー?」


お母様だ。


「なーに?」


「ロンリィーに大事な話があるの!」


「なーに?早く教えて?」


「じゃあ、質問に答えてね?」


「うんっ♪」


「ロンリィーは魔法が好き?」


「うん♪大好き!」


「じゃあ、今のキングも好き?」


「え…?私大好きだけど、絶対恋愛対象に見たらいけない気がするの…」


「わかった!」


「なにが?」


「ロンリィー、大会に出よ?」


「大会??」


「そう!今年はキングが16歳!キングが好きなら、大会に出なさい?」


「キングとどんな関係があるの?」


「大会で1番になると、キングと結婚出来るのよ!いわゆる、クイーンになれるって事♪」


「えーっ?うそ…」


「本当だよ!ロンリィーはキングが嫌い?」


「大好き!」


「じゃあ、1番になって、キングのお嫁さんになろ?」


「うん!…でも。」


「お母様と離れるの嫌だ…」


「大丈夫よ?もしもロンリィーがクイーンになったら、私やお父様も位が上がるの!それに、一緒にお城で住めるのよ?魔法もたくさん学べるし?…どう?やってみる?」


「本当?やる!やりたい!だから、いろいろ教えて?」


「わかったわ!大会は12月だから、今9月でしょ?3ヶ月でいろいろ特訓よ♪」


「はーい♪」


私はキングに会えるのが1番楽しみだった!