あれっ?私、なんでこんなにドキドキしてるの?
ダメだよ!あんな位の高いお方に好意を持ったら…。


もっ、もう忘れよう…。
多分もう会えないし…。


「ロンリィー!これ持ってって♪」


「はーい!」


私は机の上にスープを置いた。


「ロンリィー、食べるわよ!」


「うん。いただきまーす♪」


スープを一口飲んでみた。


「どう?」


「お母様、おいしいよ♪」


「よかった☆じゃあ、食べ終わったら、魔法の練習するわよ?」


「はーい!」


ロンリィーのお母様は昔、アンリィ(貴族)だった。
しかし、私のお父様は代々ダインで、お母様はお父様とどうしても結婚したいと言って、家を出てダインの位になったのだ。


お母様は全然ダインになって後悔していない。私もお母様がいればダインでも大丈夫だ。


そして、お母様が魔法を使えるのは、元アンリィだからである。貴族は学校に行かず、魔法は家庭教師に習う。そして、お母様の家はアンリィの中でも最高のランクの家庭で生まれた。だからいろいろと魔法が使えるのだ。