やっぱり、好きだよ。


雪のこと何年間好きなのか分からないほどずっと好きだ。


「雪…」



ちゃんと伝えたい。



「ん~?」



雪が振り向きながら髪の毛をかけるから…



「綺麗になったね」


思わず違う言葉を口にしちゃったじゃん。


ずるいよ、そのかわいさ。



「え?なにゆってんの~?笑」



「なんか、ふと思った」



「そっか、ありがと」



まあ。気持ち伝えるのは、もう少し雪を振り向かせてからでもいいかな。




「お~い!晴輝そろそろ行くぞ~」



やべぇ~。
早く行かなくちゃ。



「ごめん、雪。行かなくちゃ。お弁当ありがとねっ」




「ううん!いってらっしゃいっ



俺は雪に軽く手をふり、足早に晴輝の方へ向かった。