私と美果はその場で跳びはねた。
「やったね美果~」
「ほんと~!おめでとーって言わなきゃ」
晴輝はサッカー部の皆に 胴上げをされていた。
3年生が最後の試合だったらしく 3年生がすごく興奮しているのがみえた。
少しすると、晴輝と優斗がきた。
優斗は美果のところにいき仲良く話している。
「晴輝おめでとーっ」
私は晴輝にお弁当を渡すと喜んで受け取ってくれた。
「ありがと!一緒にたべよっ」
と爽やかな笑みで晴輝はささやいた。
私は晴輝と一緒に裏庭で食べることにした。
晴輝が動いた瞬間、晴輝の額に流れた汗がキラキラと太陽の光でひかり、流れた汗が青空に映えていた。
「じゃあ、食べようかっ」
晴輝はお箸を手にとり、お弁当のふたをあけた。
「わぁ~美味しそう!俺の大好きなハンバーグが入ってるしっ」
私は嬉しくなってうつむいた。
「雪、美味しい!ほんと美味しい!ありがとねっ」
晴輝の声や、笑ってる顔をみるとやっぱり落ち着くんだ。
「雪…?」
「ん~?」
「綺麗になったね」
「え?なにゆってんの~?笑」
私は恥ずかしくなり、顔が真っ赤になっていたに違いない。
「なんかふと思った」
「そっか、ありがと」
ふふと、顔を合わせて笑いあった。
こんなこと言われることないから、すごく嬉しかったよ。
「お~い!晴輝そろそろ行くぞ~」
遠くから優斗の声が聞こえてきた
「ごめん、雪。行かなくちゃ。お弁当ありがとねっ」
「ううん!いってらっしゃいっ」