顔をしかめていると

「あっほら!テストの前日に体育祭のくじ引きあったやん?その時の副団長さん」

副団長。副団長。

「全然顔が浮かばないー」

ため息を尽きながら言うと

「でも今日さ、団長、副団長が一、二年に挨拶しに来るんやって♪」

じゃ今日見れるのか。

長々と喋っているうちに学校へついた。

「秋急ごっ」

「うん!」

教室に付くと自分の席に向かった

となりの方はもうきていた。

「おっすぅー」

と軽々しく頭を叩いてきた

こいつ。昨日自分が言った事

なんも覚えてないよね。てか気にしてもないか。

「はよ」

と言うと

「なんかあったん?怒ってんの?」

と聞いてきた。

チャイムがなって先生が入ってきたので

何も答えずに済んだ。