「まだ、榧さん起きてないのか……な?」


もうそろそろ作る時間と思うんだけど

よっしゃ、ここは私が作りますか!

冷蔵庫を開ける

向こうより全然材料が揃っている


「これは作りがいがありますね」


私は材料を取り出して調理を始めた

その間、総司の質問に答えながら


20分後。

榧さんがダイニングに顔を出した


「おはようございます、榧さん」


「あら、桐葉ちゃん。どうしたの?朝弱いのに……………朝食まで作ってくれて」


榧は心底目を丸くしている


「えーと、目が覚めて暇だったので」


「ありがとう、桐葉ちゃん」