「うん、総司もね」


私は足元にいた総司を持ち上げる


「うわぁ、本当に白猫………」


「………お早うございます、槙さん」


「ん、お早う。総司」


猫に美少年、本当に絵になる

が、話しかけてる姿はシュールだ

でも、似合っているさすが美形の力

恐るべし……………

端から見れば桐葉もとても絵になるのだが、

本人は気づいていないのだった


「それなら、一も連れて来るんだった。寝てたから置いてきたんだよね」


「じゃあ、一緒にフットワークしようか」


「そだね」


私達はまた境内を走り出した