遼「なに、それは挨拶されて返せないとか?」


楓「うん…、しかも、田島にだけ、なんかできないの」


遼「えっ?田島って春樹のことか?」


楓「うん、そう。」




遼の顔が少し怖くなった。




遼「なんで春樹にだけできないんだ?普通にやればいいだろ?
てか、前までは春樹のこと無視してただろ?
なんで今になってそれができなくなったんだよ?」



うっ…、



楓「それはごもっともなんですけど…。


あのね、田島の顔見ると、なんか見てられなくて、いつも顔を逸らしちゃうの…。

そうすると田島がショックそうな顔をしてね、


そんな表情させるつもりじゃなかったんだけど、そうさせちゃって


でも、田島になんかは挨拶したくないし、で、困ってるのよねー…。




うわーーー!

どうしよう、遼!私ほんとに病気かも?」