立った先には相武紗季のポスターが貼ってあった。何かやりきれない気持ちになった俺は、ポスターめがけてぶつかった。倒れた。




「あ゛あ゛ー畜生。…小川」




携帯電話を見ると、「明日、朝一緒に学校行こうよ?」という小川からのメール。




「あ゛あ゛ー畜生。」




長谷部さんとキスをした時も、小川の顔が思い浮かんだ。まるで小川に見られたくないような気分だった。きっと、明日小川に会った時、長谷部さんの顔を思い出すだろう。
そして複雑な気分になるだろう。




そんなことを考えながらも、小川はそんなこと全く知らない。俺だけ悩んでるなんて馬鹿げた感じがするようだった。
そういえば昔クレープのアイス(ロッテ)みたいなの売ってたよね。今全然見ないよね。

という全く関係のないことを考えながらWEEZERの1stを流し出した。