好きな人に対して、ずっと好きだったのにある日興味も持たなくなる。という現象がある。片思いのくせして。なんて馬鹿らしいんだろうか。
そんな気分だ。モテないくせしてそんなこと考えている自分が気持ち悪くすら感じて来た。




今はただ、長谷部さんに魔法をかけられたかのようにボーっとボーっとしていた。
小川を思い出しても、何にも機能は働かない。







気付いたら眠りについていた。

時計は三時半を指す。





眠れなくなった俺は、立った。










なんとなく部屋の中心で立った。