俺は初めて小川とメールをした。それは心地よいものなのかどうなのかはよくわからない。
もしつまらなそうにしてたらどうしよう、もし早く終わらせたくなっていたらどうしよう、と変な気遣いばかりが先走ってしまった。





俺がメールを送ってから10分、20分と時間が経った。一向に小川からメールが返ってこない。時間はもう11時を過ぎていた。






一旦下に降りて、「何が来たの?」と親に言われたが無視して、冷蔵庫からコーラを取り出して部屋に戻り、銀杏BOYZのCDをプレイヤーにかけた。





I DON'T WANNA DIE
I DON'T WANNA DIE
I DON'T WANNA DIE
あいはどんなんだい





ベッドに倒れて、天井をじっと見つめ、「あーやばい」と言いながらゆっくりと暗闇のなかにズブズブと吸い込まれていくようだった。