文化祭は盛り上がりを見せて終わった。実際イケてる少年少女の方々はかなりイケており、ただ何処かで座って見ていた俺とはパックンとマックンくらい違うものがあった。



文化祭が過ぎれば、クラスの雰囲気も変わりなにかアットホームな感じへと移り変わっていった。イケてる少年少女たちは彼氏彼女の関係へと変わっていった。


俺は机に座っては、孤独ではないというアピールしながらボーっとしていた。
気付けば下校の時刻になっていた。


いつも下校の時刻になると「もしかしたら小川が話しかけて来るかもしれない」という現実味に欠けたことを想像しては自己嫌悪に陥り、部活動をこなしていた。