木本のイケメン顔は去っていった。



俺は心底驚き、帰ったら小川にメールを送信してみようじゃないかと思った。



恋をしている日常。自分の身の回りに起きた様々な悪い出来事が楽しい出来事に変わって行く。そのくらいに強力な力をもつものに支配されている。こんなのも悪くない。むしろいい。




部活が終わった後の若干汗ばんだ体が走らせる自転車によって乾いていく。
夜になってゆく。