といっても日常は続くわけで、またまた当たり前なように朝が来る。正常な主婦の方々ははなまるマーケットでよろしくやっている時間。俺は机に突っ伏して始まるであろう授業を嫌々待っていた。




木本が寄ってきた。
｢おい星山ーおまえ頑張ってるか？アドレスくらい教えてもらったか？｣


｢は…いやさ…(昨日の一連の流れ)｣



｢は！？何それ！！｣



｢だからもう俺は無理だろ…｣



｢…いやまあでも、そんくらい変な出来事があったら逆にインパクト強くていいんじゃね？｣


木本は明らかに無理からな感じがした。まさか俺が小川に捕まったとは思わなかっただろうに。



｢いやまあそれならいいんだけど俺は観ず知らずの人だし、あっちの目からしたら犯罪者だし、意味わかんないよね｣



｢でもそんなことがあったら今日がチャンスだ。小川は絶対昼休み来るわけだろ。そこで｢あ！昨日はどうも｣的なこと言ったらなにかあるわけよ｣


チャイムが鳴った。なんとなく今日はだるい。よく晴れてクリアな朝だ。