…という夢を観た。






というオチが似合いそうなまでに偶然な出来事だった。残念ながらそうはいかなかった。


偶然の一致で偶然が偶然を生み出したならば偶然を打ち殺したくなった。
神が授けた試練なのであれば、神をプラスチックのバットで思い切り叩きたくなった。



「うわもう俺完全にないわ…うわもう俺完全にないわ…」と連呼しながら自転車を漕いでいた。
今までの楽しい日々が一気に下がってまた暗黒な日々に戻ってしまうのかと思ったら夜の空気が押し寄せてきた。なんだか帰りたくなくなった。