驚きが興奮に変わる瞬間だった。そうだ。紹介します。この人は、僕が物凄い好きな人で、とっても可愛い人なんですよ。何度もこの人のことを考えているんですよ。




「…って小川やん!!!!」

という自分の中の自分たちが混乱状態に陥っている状態だ。

という驚いた&なさけない俺はなすがままに手を引かれて店の外に出された。小川に。



「わかってるよね。」


「え?何がですか?」俺はとぼけて言う。



「何がじゃないよ。いくら欲しくても万引きはよくないと思うんだ。」


「……………してないです…」


「えっ」



俺には好きな人がいます。でもその人に犯罪者に間違われます。