「ねえ、麗」
「ん?」
「……大好き」
「ふっ。突然どうした?」
「言いたくなっただけ」
倉庫の中じゃ、最近ずっと一緒にいられなかった。
部屋は麗の部屋を一緒に使わせてもらっているけれど。
私が眠る頃、麗はまだ沙和と幹部室で遅くまで話してることが多くて。
一緒に添い寝することだって、出来ない。
朝起きたらもう、早起きな麗はいつも隣にいないから。
だから一緒にいられなくて寂しい、なんて。
「そんな顔すんなよ」
「え、どんな顔してた?」
「すげー、寂しそうだった」
「っ、」
全部、顔に出てる?
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