「ねぇねぇ」
「は、はい!」
大嫌いな英語の授業でウトウトしてた私に工藤くんが話しかけてきた
「俺、教科書忘れちゃったんだ。ごめん、見せてくれない?」
「いいよ」
工藤くんは自分の机を私の机とくっつけて、私は教科書を真ん中に置いた。
「吉田さん…だよね?」
「うん、吉田琴音!」
「LINEやってる?」
「やってるよー」
「友達追加してもいい?」
「うん!もちろん!」
「クラスのLINEにいたよね?追加しとくね」
「ありがとう。わざわざ言わなくてもLINE普通に追加してくれていいのに!笑」
「言った方がいいかなーと思って…はは笑」
「変なの笑」
律儀なんだな、工藤くんって。
なんかもう少しチャラチャラした性格してるのかと思った。