何度読み返しても、別れたから責任を取れという内容に変わりはない。


聡くん、笠原くんに説明したんだよね?

朝イチで話すって言っていたから……。



ちらりと聡くんの方を見る。

暇そうに教室の中をぼんやりと見ている聡くんと目が合い、聡くんはニカッと笑って両手で大きなマルをつくった。



あぁ、やっぱりすべてを話したんだ……。

笠原くん、きっと落ち込んでいる。

そして、あたしに対して無性に腹が立っているに違いない。

おまえのせいで!って……。


どうしよう……どうしよう……。


悩みながら、なんとかメールの返事を打ち始める。