ある部活の放課後。
バド部とサッカー部の終わる時間が一緒だった。
「 瑠々ー!帰ろー!♡ 」
「 ごめん!麻有!教室に携帯忘れたかも!先帰ってていいよ! 」
「 えー、わかった。じゃあまた明日ね! 」
「 うん!ごめん!またね! 」
私は急いで教室に戻った。
( よかった。まだ教室開いてた……。 )
携帯をこっそり取り、教室を出た。
当たりは暗くて古い学校なので少し怖い。
辺りを見回すと隣のクラスの電気がついていて少しホッとした。隣のクラスに行くとなんと光君が居た。
( いつもにましてかっこいいなあ……♡ )
光君はサッカー部のエース。
そりゃ女の子にも人気なはず。
目の保養にもなったし帰ろうと思った時、
「 有岡さん?」
……今呼んだ?
振り返ると、
「 やっぱり有岡さんだ! 」
何を根拠にこの人は話しかけてきたんだろう。不思議に思ってたとき、
「 ずっと前から言おうと思ってたんだけど俺…… 有岡さんちの隣なんだよね。笑 一緒に帰らない?」
( ええええええええええええ?!と、となり?! )
「 え、え?!と、隣だったの?!う、うん、いいよ! 」
「 良かった。そんなびっくりする? 」
だって、好きな人に一緒に帰ろって言われたのと好きな人の家がとなりだなんて初めて知ったから。
幸せ過ぎてどうにかなりそう。。。