ガラッ


少女の姿が見えた――瑠璃が来たようだ。


瑠璃の姿を見た瞬間、心臓が飛び出しそうなぐらいバクバクしていた。


「大輝?どうしたの?」


瑠璃が言った。更に心臓が跳ねる。
そして、大きく息を吸って、


「お前が…瑠璃のことが好きなんだ!!」


いつもより小さい声で言う。そしてチラリと瑠璃を見た。その瞬間俺はビックリした。


「瑠璃…なんでお前泣いてんだ?そんなに俺が告白するのが嫌だったか?」


なら最悪な事しちゃったな。そう思い、瑠璃が話すのを待つ。