止めてよ、期待するじゃん…。

私の心臓のバクバクが止まらない。

「あーーーっ!まな!尚君とヒソヒソ話て怪しい!!」

!!

この様子を遠くから見ていた八江がこち

らに来る。

「愛、八江には秘密な。」

「え、うん。」

そう言って『シーッ』と、人差し指を鼻

の上で立てる。

そんな些細な姿でもどうしようもなくカ

ッコいいって思ってしまう。