「ぬゎっ!!」

人差し指でおでこを押された。

「本当お前は馬鹿だな!」

目を開けるとニヤニヤしている尚の顔が

あった。

「てか、何?隠れド何って言ってたの?」

きゃぁぁ。ドS来ました。

「えっとあ、……「チュッ」」

「ふは。愛、顔赤すぎ。」

「な、な、尚の意地悪っ!!」

「アイスと溶けてる。」

「あ!」

尚はアイスを完食したみたいで、ニヤニ

ヤ私を見ていた。

尚は先を歩く。

「帰るぞ」

振り返って私に言う。

「うん」

本当に好きだよ尚。

その日、私達は手を繋いで帰った。