パスタを食べながら、
ハルちゃんが私に聞いて来た。
「友里ちゃんまだ遠慮してるでしょ?せっかく友達になれたんだから遠慮なんていらないんだよー?」
ハルちゃんが頬を膨らませて
拗ねるからそれが可愛くて、
「ふふっ」と笑ってしまった。
「あ!笑ったー!何で笑うのー?」
怒ったそぶりを見せて言ってくるハルちゃん。
「ううん、ごめんごめん。可愛くて、つい」
漫画で頬を膨らませる子は見たことあるけど、現実で見たのは初めてだったから新鮮だった。
「もうっ…。それでいいんだよ、今みたいな自然な感じ!私は友里ちゃんのこと大好きなんだからね!」
ハルちゃんの言葉が嬉しくて、
私の目からは涙が流れ落ちた。
「えっ?友里ちゃん?」
突然の事に焦っているハルちゃん。