「ね、これ友里ちゃんっぽーい♪」

中に入るなり、膝丈のスカートをとって
私に合わせてくるハルちゃん。

なぜかそれからも私の服を探しているようだった。



「やっぱり友里ちゃんはスカートだよね。ワンピースもいい気がする♪」


と、ワンピースを探そうとした
ハルちゃんを止める。



「ハルちゃん、自分の探していいんだよ?」


ハルちゃんは私の言葉を聞いて
首を傾げる。


「えー…どうして?私、友里ちゃんに似合う服を探したくて来たのに」



と、シュンとして言われると
何にも言えなくなる…。



「って言っても、友里ちゃんは何でも似合うんだけどねー」


と、今度は笑って言うハルちゃん。


結局ハルちゃんは自分のものは探さず
私の服ばかり探してた。



服屋さんを出ると、
「お腹空いたね」という事になったから
建物内にあるパスタ屋さんに入った。