退屈な授業が終わり、ランチタイムになった。


「めぐみー
一緒に食べよー」


そういってきたのは同じクラスの
川崎 まゆ

唯一なんでも話せる人。

私の悩みも真剣に聞いてくれる。


「で、杉浦とはどうなの?」

「いつも通りー」

「いつものおきまりパターンね笑」

苦笑しながらお弁当のおかずをパクリと食べる。

「最近、また杉浦告られたんだってよ」

「さすが一樹。モテるよね」

「よくそんなのんきにいられるね
まあ、そんなところもめぐみのいいところだけどさ」

でも…とまゆが付け足す。


「あんまり待ちすぎても他の誰かに取られちゃうかもよ」

「それが今の悩み、、」

「そろそろ言えばいいのに」

「うん、、」


まゆは、さっぱりした性格だからこういう時もさっぱり。

「友達以上恋人未満でもいいのかもよ。」

「なんでよ?」

「一樹が私の事恋愛対象外ってわかってるし、今の関係が保てるなら極力このままがいいな。」


私は自分の意見を述べた。

「私はめぐみがそれでいいならそれでいいと思う。
けれど一つ言っておく。
言わないで後悔するよりは、言って後悔したほうがいいよ。
じゃあ、席戻るねー」


確かに。


まゆに言われて気づいた。


言わないで後悔しても何もいいこともないじゃん。

気づかれないまま関係が崩れる方がよっぽど嫌な気がする。


だったら当たってくだける!