「槙谷…いつまでそんなとこで突っ立ってるわけ?」
「あ…岬。」
いつの間にか隣に立っていた岬。
「いやぁ…なんかね。本当に夢みたいな3日間だったなぁって。」
私は改めて思う。
特にあの…1日目の夜とか。
「本当に私、岬と両想いになれたんだなーって。」
そう言い岬に笑顔を向ける。
「…ばぁか。本当にド直球だね。槙谷は。」
岬はそう言うとそっと私にキスをした。
クラスのバスの前なのに。
クラスメイトの歓喜に似た声が聞こえる。
「み、岬の方がバカでしょ?!何やってくれて…」
「しょうがないでしょ。槙谷が可愛いんだから。」
いつものようにそっけなく言う岬だが…
いつもより温かい言葉のように思えた。
「もう…好き。」
「また来たね。直球。」
「私、毎日言うつもりだから覚悟してね~?」
「…別にいいんじゃない?それも。」
また顔を赤くして言う岬。
…本当に本当に大好きだよ。
「…そういえばさぁ。名前、呼んでくれないの?」
「…は?」
「だってずっと槙谷じゃん。名前で呼んで欲しいしー…」
「そ、そんな必要ないだろっ」
そう言い逃げようとする岬。
「言ってよ…京汰っ」
「…っ?!」
いきなり名前で呼ばれたことに驚く岬。
するとちらりと周りを見て恥ずかしそうにうつむくと
「い、一回だけな。」
と言い私の腕を引っ張り、耳元に口を近づけた。
「奈留。…好き。」
そう囁いてくれた。
私は岬より顔を紅潮させて笑った。
___もう私、完璧に京汰の虜のようです。
完
「あ…岬。」
いつの間にか隣に立っていた岬。
「いやぁ…なんかね。本当に夢みたいな3日間だったなぁって。」
私は改めて思う。
特にあの…1日目の夜とか。
「本当に私、岬と両想いになれたんだなーって。」
そう言い岬に笑顔を向ける。
「…ばぁか。本当にド直球だね。槙谷は。」
岬はそう言うとそっと私にキスをした。
クラスのバスの前なのに。
クラスメイトの歓喜に似た声が聞こえる。
「み、岬の方がバカでしょ?!何やってくれて…」
「しょうがないでしょ。槙谷が可愛いんだから。」
いつものようにそっけなく言う岬だが…
いつもより温かい言葉のように思えた。
「もう…好き。」
「また来たね。直球。」
「私、毎日言うつもりだから覚悟してね~?」
「…別にいいんじゃない?それも。」
また顔を赤くして言う岬。
…本当に本当に大好きだよ。
「…そういえばさぁ。名前、呼んでくれないの?」
「…は?」
「だってずっと槙谷じゃん。名前で呼んで欲しいしー…」
「そ、そんな必要ないだろっ」
そう言い逃げようとする岬。
「言ってよ…京汰っ」
「…っ?!」
いきなり名前で呼ばれたことに驚く岬。
するとちらりと周りを見て恥ずかしそうにうつむくと
「い、一回だけな。」
と言い私の腕を引っ張り、耳元に口を近づけた。
「奈留。…好き。」
そう囁いてくれた。
私は岬より顔を紅潮させて笑った。
___もう私、完璧に京汰の虜のようです。
完