ど、どうしよう。
二宮くん……かっこよすぎるよ。
表情だけでどきどきさせるなんて、どれだけイケメンなんですか……!
「羽山?」
傘をたたむ二宮くんが、不思議そうな声であたしの名前を呼んだ。
1歩だけ近づいて、あたしの顔をのぞきこんでくる。
思ったより顔が近くて、至近距離でぶつかった視線。
それにおどろいて、また鼓動が強く脈打った。
「わあああ、近い!」
「や、わりい……。っていうか顔、すげー赤……」
「大丈夫! 気のせいだから!」
なぜかてんぱってしまって、あたしはあとずさった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…