「今から言うのは、独り言だから」
 
 そういい、続けていく。
 
 「その絵すっげぇ綺麗だ。
  描いてる子が君で良かった
  その絵を描いてる子に会ってみたく  ていつもここに来てるんだ。
  その子を知りたくて
  それに、なんかここに来たら 
  自由になれるから、落ち着く」

 どうゆう事?
 私を知りたい?
 
 「加賀美華」

 無視したら良いのに、その独り言に
 答えてしまった。私らしくない。
 いつもみたいに無視して、
 ほっといたら良かった。