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忍び「忍びと言うものは闇に潜む者です。まずは暗闇に慣れてください」




絵美「うん、貴方が言っていることはよく分かるよ。でもね?何で朝から夜まで稽古漬けなのよーーーーーーーーー!!!!」




忍び「私は貴方に忍びは向いてないと思います」




ジト、と疑いの眼差しを向けられた。




絵美「だったら何よ」





忍び「いえ…。それよりこれからは気配を消す練習も兼ねて常に気配を消していてください。忍びの稽古以外の時もです」




絵美「分かった」




忍び「明日からは手裏剣や苦無の使い方を教えます」




絵美「おぉー!やっと忍びらしくなってきたね!」




忍び「絵美様、これは修行ですよ。遊びじゃないんです。真面目にやってください!」




絵美「はい、はい。分かってますよ!じゃあお疲れ様でした〜!」




私はそう言うと走って逃げた。




絵美「春の奴…。私は剣術だけで良かったのに。アイツより強くなってこの手で絶対に殺めてやる!!!」



春「出来るもんならやってみなさいよ」




絵美「ぎゃあ!!!」




春「何よ。一丁前に私の暗殺計画なんか立てて」



絵美「私は剣術だけ習えれば良かったのー!」



私がそう言うと春は呆れたように溜息を吐いた。



春「あのねぇ、絵美。ここはやるからには完璧にならないといけないの。剣術だけだなんて甘い考えは捨てなさい」



絵美「ム。分かった」




春「ちゃんと役に立つ時が来るから大丈夫。さ、お部屋に戻ってお風呂入っちゃおう」



絵美「うん」




ポチャン



絵美「……にしても…、忙しいな…。こんなんじゃいつまで経っても新撰組に帰れない。政に参加したいけど稽古の時間が多過ぎてまともに慶喜と話も出来やしない。一体どうしたら…」



ブクブクブクブク




絵美「暑い…上がる」




カラカラカラカラ




絵美「っ!!!」



慶喜「あ、いや!別に覗いていたとかそう言うんじなないぞ!俺は只お前に話しがあって…!」




絵美「フフフフ、」



慶喜「(ビクッ)」





絵美「よくも嫁入り前の女の体を…(ワナワナワナワナ)」



慶喜「お、落ち着け!!」




絵美「問答無用っっっっっ!!!!」




バッッッチンッッッッ!!!!!





絵美「次こんなことしたら時期将軍であろうと殺しますからね!!!!」




慶喜「わ、悪かった!!待ってくれ!!」



絵美「さ・よ・う・な・ら!!!!!」





スパンッッッッッッッ!!