それからと言うもの幾度となくバイトをしてみようとは思ったものの、

あたしの中での変なプライドが邪魔をして

働きに出る事が出来なかった。

“仕事は辞めた”

“いずれ貯金も底を尽きる”

“何も出来ない”

毎日そんなワードだけが頭の中をぐるぐる駆け巡る。


そんな中、和樹だけがあたしの支えで感謝しながらも

高校を卒業したあたしに

月に1度と言うデートが退屈さを感じさせ始めた。



ニートになってから3ヶ月が過ぎた頃

そしてそれは突然来た…………