あの日以来学校では何故か孤独感を感じた。
皆が話している内容がくだらないとさえ思った。
やっぱり理解しあえないんだこの子達とは。
それを実感しながら生活していく窮屈な毎日。
その頃、突然にも疎遠になっていた友達、佳枝ちゃんから連絡が来た。
━━━久しぶり!元気にしてる?良かったら今度お茶でもしよう!
佳枝ちゃん……
歳があたしより1つ上でとても可愛い子。
去年一緒に遊園地に行く約束をドタキャンされてしまい
それ以来なんとなく疎遠になってしまった。
複雑なようで嬉しくてあたしはすぐに返信を返した。
━━━!元気だよ!久しぶりに会いたいね!
今も当時も決して佳枝ちゃんを嫌いになった訳じゃなかった。
ただ楽しみだった遊園地をドタキャンされてしまった事が
当時はとても悲しかったのだ。
そしてあたし達は何故かずっとメールのやり取りをしていた。
最近の話しや昔話。
会いたいなって心から思える
そして会う約束の日を決めて携帯をポケットにしまった。