廉「俺の家だよ」

私「…は?」

私は頭が真っ白になった
交際してもいない男女がひとつ屋根の下にいるなんて!不純な!
破廉恥だ!

私「は、破廉恥!」

廉「はれんち…?何言ってんだ?とにかく行くぞ」

廉は私の手を引き、歩き出した
私の手を握っている廉の手は
私の手より少し大きく、そして温かくて、何故か安心した

はっ…!何考えてるの私!
だめよ。しっかりして私。
こんなアホに騙されたらダメ。
怖くても屈したらダメ。まだ間に合う。

私「やっ、やっぱり帰りま…」

廉「乗れよ」

廉は私に話す隙を与えずに私をバイクにのせた

廉「ヘルメット。つけろよ」

私「え、あ、はい。」

廉は私にヘルメットを差し出した。

私「え、廉…くん…は?ヘルメット…」

廉「俺はいいんだよ。あと廉くんって呼ぶな」

私「え、じゃあ廉さん…とか?」

廉「廉でいいよwwww」

そして廉のバイクは走り出した…