「ふぃーー!やっと終わったなぁ!」

明美の声で張り詰めた空気が一瞬にしてくずれた。

今は電車の中。

「私.........まだ足ガクガクしてる。」


私の言葉に明美は眉をよせて情けないなぁ、と言った。

「遥音は緊張しやすいなぁ。もう終わったんだよ!後は結果を待つのみ。」


明美ったら...ドライ。


『四人で蒼高通おうね!!』

私は明美とは違って頭の出来が悪い。

だから...この約束を守るため必死にがんばってきたの。

もう緊張で頭いたい...。