「おまぁ~さぁ~、なんでここきた?」



雅也わ歩きながら
目線わ前を見据え
それとなく尋ねた。



『………』



私わ答えにつまる。
答えが見つからない。
ううんー…。
答えられない。



「無理に聞いたりしないけど。」



雅也わ笑って。



「この時期にくるやつなかなかいないからな」


って。
そう言った。



雅也のいゔここ"とは
あの薄暗い空き地のこと。


あそこにたまってる人は
みんな゙なにか"
持っている。



それは悩みだったり。
重い過去だったり。
人それぞれ。