「りっちゃん。早退するからねっ
後から誠と頼を早退させて」



「あーい!頑張ってねー!」




おきらくな返事である。
正直りっちゃんは事の大きさを知らない
ため毎度軽く「バイバイ」と言う。




こっちは命懸けだっつーの!




学校をでるととある車が止まっている



「猪瀬さん!(いのせ)」



猪瀬さんは大学生でお父さんの親友の息子さん。



ちなみに真衣のことが好きである。




もちろん私以外に気づいている人はいない。猪瀬さんに聞いてみたら顔を真っ赤にして照れてた!




「やあ、茅和ちゃん。」



「残念ながら真衣は今日任務じゃないですよ〜?」



がっかりした顔をする猪瀬さん
わかりやすいったらありゃしない。



何でみんな気づかないの?


不思議だわ〜...。




そして、誠、頼が早退してくまでを待った。



「だぁ、遅れて悪りぃ!
感のいいやつが見てきてよ!」


誠が言いながら車へ乗り込む
頼は無言で乗り込んだ。



「いいよ、余地まで時間はあるからね」



「そっか。あれ?猪瀬さん!大学の講義大丈夫なの?」



誠が聞けば猪瀬さんは頭をかきながら
大丈夫だよと言った。



猪瀬さんは嘘つく時に頭をかく。
おいおい、大丈夫ないの?


ダメじゃん!