「んで?書いてきたんだ。」
「うん!美夏に言われた通りね?自分の気持ちをぜ~んぶ書いた!」
「そう…がんばれ!」
美夏がそう言ってにこって笑った。
きれ~…。
美夏は好きな人…いないのかなぁ?
「美夏は?いないの?」
「ん?好きな人?」
「うん。きれ~だから…。」
「いない。」
即と―…か。
「そっか…できたら1番に教えてね?」
「うん、わかったよ。」
「約束だかんね!」
「はいよ。」
美夏も早く好きな人できればいいな。
「あたしね?今日返事来るかも知んないからちゃんとメイクしてきたんだよ?」
「うん…確かに気合入れた顔してる…かも。」
「でしょ?濃すぎるかなぁとか思ったんだけど、これくらいじゃないと気合入んないからね!…でも…どう?濃すぎる??」
「ううん、可愛い。…それで?いつ渡すの?」
「えへへ~…ありがとぉ~。今ね?下駄箱に入れようと思って。」
「そっ…入れてきな?あたし先に教室行ってるから。」
「うん!!」