「ふふっ」


そんなぺーた君が可愛いと思って
自然と私は笑っていた。


「なんだよー。」


ぺーた君はそんな私にぷーと
頬を膨らましている。


楽しい。


やっぱ私この時が一番好きだなぁ。


私はこれだけでも好き、愛しいと
思ってしまう。


少しでも振り向いてくれるかなと
期待してしまう。


だから思いきって言ってみた。


「ぺーた君は好きな子いいひんの?」




少しでも私もことが好きと思ってくれて
いるかもしれない。


私はその少しの可能性を願っていた。

これぐらいのわがままは神様にでも
許されるよね。


「いるで。でも言わなーい。」

ぺーた君の顔は一瞬曇った。

でもまたすぐに笑顔に戻った。


好きな子…いるんだ…。


当たり前だよね。


でもやっぱ胸がズキズキしてモヤモヤ
する。


ぺーた君の好きな子がだれか
わからないのにその子にヤキモチを
妬いてる私がいる。


バカみたい。自分が聞いたのに
自分で傷付いてる。


それでも好きなんだ。


どんなに心がすれ違っても…


どんなに距離が離れても…


私はあなたの姿を目で追ってしまう。


私はあなたが好きです。

好きなんです。

好きになってしまったんです。

好きって気づいてしまったんです。

とまらないんです。

とめられないんです。

あなたに対しての好きって気持ちが…