『話したい』


ぺーた君から言われたその一言が
頭の中で何回もリピートする。


私は単純だ。


単純すぎる。


だってぺーた君こんな些細な 言葉だけで私の気持ちはいろんな気持ちになる。


私、好きなんだ。

ぺーた君のことが好き。


「なぁ、ゆーの好きな奴ってだれ?



「へっ⁉︎」


いきなり好きな人を聞かれて驚いた。


だって私の好きな人…は


いま目の前にいる人だから。


だから私はとっさに隠した。


「いっ言わへんもん!」


私はほんとに嘘が下手だと思う。

駄目だ絶対バレる。この嘘。


そう思ってたのに…

「えーだれやろな〜?」


あれっ以外とぺーた君も単純
だった。

変なの。