門の辺りまで着くと、大好き人の声が
聞こえた。



ぺーた君のことが好きだと
気づいたばかりだからか変に意識
してしまう。


でもなるべく普通に…

平常心に…

そればかり考えていた。


だんだんとぺーた君が近づいて
くる。


そのたびに鼓動が少しずつはやくなる。


「よぉ!」

まさかだと思った。

話しかけられるとは思ってなかったから。


彼はあの笑顔を見せて話しかけてきた。


嬉しい。


あぁやっぱ私この笑顔が好き。


と素直に思った。


「どうしたん?」

あんまりぺーた君は私に
話しかけてこないから聞いてみた。


「いんや。べーつに。ただ話したいから
話しかけただけ〜。」


ぺーた君はそう言うとまた
いたずらをした子供のように
ふははと笑った。