「ふふっ。プリント持って来てくれて
ありがとう。ハッピー下へ降ろすから
ちょっと待っててな。」
「あっはい。」
ドキドキ ドキドキ
どうしよう。何て言ってプリント渡せば
いいんだろう。
しかもハッピー君が来るんだ。
あっそうだ!
正直に友達に持って行ってと言われた
から私が持ってきたのって言おうと
思った。
ガチャ…
ゆっくりとドアが開いた。
私は一気に顔が熱くなるのがわかった。
必死に顔が熱いのを隠すように話した。
「あっあのな!友達が……やっぱいい。」
めんどくさいと思われると思って声が
出なくなった。
やっぱ1人で来なきゃ良かった。
「ぷっなんだよ。言うんだったら言えよ。あと顔が紅いさつまいも見たいやで。
」
ハッピー君はそう言いながら天使みたいな笑顔をしていた。
キュン
無意識にキュンとした。
そして胸がモヤモヤしている。
なんなのだろう。この気持ちは。
訳がわからない。