今私は言うよ。


君が私の心の中からいなくなる前に。
伝えたい気持ちを。

「あのさぺーた。ずっと…好き…でした。」

言った。言ってしまった。

私はぎゅっと目をつぶった。

「えっ?それどっち。過去形?」

いきなりのことでおたおたしてる。
やばいもうやっぱり気持ちに整理が
ついてない!

「あれやん!チョコが好きやねん。」


「は?何それw焦ったわー。もう
ややこしいし。」

うわ、私のばか。

最悪。

やっぱりまだ無理だ。
はぁー。


「何これ⁉︎うまっお前天才やな!」

こんな大変なことも、もちろん知らずに
のんきに私のあげたチョコを食べてる。

「そう?よかったぁまずいって
言われたらどうしよって思っててん。」


「ううん。めっちゃうまい!」

君は誰にも見せたこともないような
笑顔を私にみせた。