近い近い。
顔が近いよー。
でもぺーたはそんな私のことは知りも
しないで、いたずらっこみたいに
笑った。
だんだん鼓動が忙しくなる。
ぺーたのお顔は私のお顔のすぐお隣さん
。
あーどうしよ。
またいつものりんご病が。
ほんのりと。
『俺のひよ』
その言葉が何回もリピートする。
あだ名。
ひよでもいいかも。
えへへ。
「あのさ…えっとあっ!そうそう
どうしたん?ぺーた呼んだやろ?
何かあったんちゃうの。」
私さすがに恥ずかしいから話題を
ぺーたに振った。
もー心臓がもたないよ。
まずぺーたといるとほんとに私の心臓が
危ないよ。
そりゃうれしいけどさ。
「あーそうそう。今日もお前帰り一緒に
帰る?」
「えっ?まだわからんけど多分帰ると
思うで。」
急にどうしたんだろ。
ぺーたはいつもはそんなこと聞かない
のに。