「そういえばさ、真琴たちは何しに来たの?」


「美羽の彼氏を見に来たの」


「それだけ?」


つっきーがキョトンとした。


「ちょ、まーちゃん。違うでしょ」


珍しく妹が姉に突っ込んだ。


「みこと亮平が美羽に用事があって、それについてきただけでしょ」


ミスコンのときの話し方とは全く違う、ツンツンとした感じ。


やっぱり、確信犯。


「用事って?」


「委員会のこと。俺ら、発表のグループ一緒だったじゃん?」


「そのことで話し合いたかったの。それなのに…」


阿久津妹が俺をチラリと見てきた。


何事…?