「じゃあ、行きますか!」


明がまたあたしの手を握って
集団を出ようとする。


あたしだったら
落ち着くまで待ってるんだろうな。


人混みがきらい。


ほんとすごいよ、明。

あたしは明を尊敬してるし、
友達として、ほんとに好き。


明がいなかったら
今ごろのあたしはきっと
ボロボロなんだろうなー…。